地球市民という幻想

公開日: : 教育, 本紹介

道のりは遠い

一部の日本人はやたらと「地球市民」という言葉を使います。
確かに私達は地球に生きる一個人ではありますが、やはり国と言う枠組みがあります。人間はこれまでこの国と言う枠組みの中で生きてきました。世界を一つの国にというのは確かに理想的なのかもしれませんが、僕は動画をこれまで配信してきてそれは不可能だと感じています。

まず動画のコメント欄ですら、意思の統一は不可能です。
日本だけでも1億を越える人がいます。それぞれに意見を持っていますから、様々な意見が飛び交います。僕の意見に賛成していただく方もいれば、否定されることもありますし、陰謀論が出てきたりとこの小さな空間ですら完全にまとまることはありません。

そんな状態ですから、これを世界レベルで範囲を広げたところで意思の統一など不可能な話です。
国によって言葉も宗教も習慣も歴史も違います。ですから民主主義が絶対万能とも限りません。その国の歴史と文化に根ざした国づくりというのが必要になってきます。

各国違う歴史と文化を持っているものを統一するとどうなるでしょうか?
まず誰がそれをまとめるのでしょうか?民度も各国違いますから、やはりそれを抑えるための権力というのは必要になります。警察だったり、司法だったり必要な権力は多々あります。世界レベルで統一というのは今現在では不可能と言えるでしょう。

まずは身近なところから地盤を固めて、人類が広く成熟したとき(それが100年先なのか、1万年さきなのか、そもそも不可能なのかはわかりません)、初めて地球レベルでの統一が可能になるでしょう。

儒教の四書として有名な大学という本には、このような記述があります。

古きよき時代に、輝かしい聖人の特を世界中に発揮しようとした人は、それに先だってまずその国をよく治めた。その国をよく治めようとした人は、それに先だってその家を和合させた。その家を和合させようとした人はそれに先だってまずわが身をよく修めた。わが身をよく修めようとした人は、それに先だってまず自分の心を正した。自分の心を正そうとした人はそれに先だってまず自分の意念(おもい)を誠実にした。自分の意念を誠実にしようとした人は、それに先だってまず自分の知能を十分におしきわめた。知能をおしきわめるには、ものごとについて【善意を】確かめることだ。

世界レベルでこのように、自らをおしきわめる努力を続けていけば、いつか世界は統一できるのかもしれませんね。まずは身近なところからです。

大学・中庸 (岩波文庫)
大学・中庸 (岩波文庫)

photo by: Bluedharma

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Comment

  1. プログラマ より:

    「地球市民」というものを作るためには、「地球連合政府(仮称)」のような、地球に生きる人類を代表し、その意思をまとめる政治的連合団体が必要だと思います。理由は、和也さんが動画で仰っていたように、様々な主義や主張を持つ人たちが混在する「地球に住む人たち」を、出来うる限り平和に納めていかなければいけないからです。

    上記のようなものが出来るとしたら、それは人類が宇宙に進出して、「地球に住む人」と「宇宙に住む人」とに分かれる時など、「地球と、地球以外の地」という構図が出来上がった時じゃないかなと思います。人間が地球に住む限り、地球上の人類すべての意思を代表するような存在(地球連合政府のようなもの)も必要となりませんし、地球内で1つの国のようなものを作り、それを地球市民と呼んだ所で、やはり和也さんの仰る通り、主義や主張の統一など出来るはずもなく、戦争が内乱に変わり、混乱も大きくなる可能性すらあるかと。
    (後半、某アニメみたいな展開ですみませんw)

  2. sige より:

    イルミナティが長年かけてこれを実現させようと画策を続けてきましたよ。もちろん地球市民などというしゃれたなものではなく、人間牧場とか言ってますが。
    地球の人口がこの先100億にもなるかもしれないというのだから、人類が生き残るためには何らかの方策が必要でしょう。しかし、だからといってこの秘密結社が企んでいるような40億人の粛清(戦争・飢餓・疾病による)なんかが許されていいはずがありません。興味のある人は是非ジョン・コールマン博士の本を読む事をオススメします。かつての真珠湾攻撃についてなど、日本人にもとても重要な内容ですので。

  3. guc より:

    僕の見解では、地球市民=世界規模の意思の統一ではありますが、地球規模でのしきたり、文化の統一ではありません。この言葉を多用するNPOもそういった意味合いで使ってません。
    自分は地球に暮らす一員であり、地球規模の課題のために今自分の置かれている環境でなにができるのかという意思と行動力を持った人が地球市民であると思ってます。もっとシンプルに言えば、地球にいるみんながハッピーになれる選択肢を常に考え行動に移していけることであり、逆に言えば、私利私欲を他人に被害を被らない程度に抑えられるということではないでしょうか。
    人類全員が「地球市民になる」には人々を同じ価値観を持たなければ達成できません。そのためにそれぞれの文化や教育を変えなければいけませんが、それらを統一することとは違います。まあどちらにせよ、長い年月と相当な努力ががかかりそうです。
    個人がばらばらに頑張っていくよりも、地球規模の組織を作れば少しは簡単そうですけどね。組織があれば団結心が生まれ、意思の統率も簡単になり、人々をどんどん組織に勧誘していけばいいわけですから。難点は、非の打ち所のない正義感にあふれていてと行動力のあるリーダーが不可欠であることですけど。今日本に存在している組織で言えば創価が一番近いのではないでしょうか。第三者として書籍や伝記を読んでいますが、リーダーである池田さんの行動力や平和に対する価値観には正直脱帽します。しかし、宗教であることや、納得のいかないしきたりが多数あることが創価の欠点であると思いますが。
    平和について自分が何をできるかを考え、機会があれば共有していくことが今自分が地球市民としてできることだと思っています。

  4. U2 より:

    今は、亡き軍事評論家の、江畑謙介氏が、著作で人間が人間である限り、戦争はなくならない。と発言しています。人間は賢く見えるが、先を見通せる、能力は極めて低いと、アメリカは、イラク、アフガンに侵攻しましたが、両国とも民主化どころが、レバノン化して、国家統一も不可能な状態です。江畑氏は、この不完全な生物人間に、プロメテウスの火を与えるべきでは、なかった。と著作で締めくくっています。

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